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読響×ヴァイグレ 3・4 [-クラシック編]

6月20日@東京芸術劇場
指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ=反田恭平

ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
シューマン/リスト:献呈

チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64

この日は舞台上に登場人物はいなかった。
タンホイザーでもあまり人影は感じられなかったかな。
そして、遅めで重めで上滑りしないタンホイザー。
なんじゃこれ。もう一度聴きたい。

反田さんは、まだ若いから何とも言えない感じかな。
シューマンというよりロシア的な感じだったけど。
アンスネス様の印象が強烈なので、ちょっと分が悪い、というのもある。

チャイコフスキーは何だか途中から (私が) 集中できなくて
悪くはないけど何かちょっと求めてるのとは違うかな、という感じ。
前回の感想の通り、ちょっと疲れて来ちゃったのかも。
そんな感じで、まあまあ楽しめた一日だった。

6月29日@サントリーホール

グルック(ワーグナー編):歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲
フランツ・シュミット:歌劇「ノートル・ダム」から間奏曲と謝肉祭の音楽

フランツ・シュミット:交響曲第4番

この日はちょっと嫌なことがあって
行っても楽しめないだろうから4,000円を捨ててもいいか
と思いつつ、それも悔しいし、シュミット聴きたいから来てみた。
1音目を聴いた瞬間、幸せな気分になって嬉しくなった。
初めて聴く曲なので全然覚えていないけど
これが来年の会員特典 CD になるんだったら会員になってもいいな、と思った。
舞台上にたくさんマイク立っていたので候補にはなっているんじゃないかと。
そして舞台上はやはりオペラだった。登場人物5人ぐらいで。

2曲目。あれ?フランスっぽい音。フランツ・シュミットじゃなかったっけ?
と思って後で確認したら、ノートル・ダム。なるほど。
これも初めて聴く曲。
1曲目も2曲目も指揮は高め。途中、凄い煽って歌わせていて新鮮。こういうのもあるのか。
読響は密度濃いけど暑苦しくなくて素晴らしい。もう一度聴きたい。
1曲目の方が印象は強かったな。

後半も初めて聴く曲。つまりこの日は全部。
解説読んで、娘へのレクイエムなんだ、と思って聴くと何とも。苦しい。
感情はいろいろ動くけど、核にあるのは「無」という感じ。
素晴らしい演奏だったので、また聴きたいけど、こういうのは実演じゃないとイマイチかな。
特典 CD だと伝わらなさそう。(貰う気満々。笑)

この日は Cl の藤井さんと Vn の男性の退職セレモニーがあった。
恐らくコアな聴衆が多い中で、いい演奏の後で、とてもよい雰囲気で
来てよかった。本当に。スクロヴァ最後の日以来の読響への感謝を感じた日だった。

しかし、シュミットも前回のチャイコフスキーも、
金管のソロは大丈夫かな、と心配になって曲に集中できない場面があった。
それはちょっと残念。
これがドイツ辺りのオケだったらな、と思ってしまう。申し訳ないけど。
毎回こんなこと書くのもなぁとも思うけど、いや、プロだしなぁとも思う。
まあ、それを差し引いても読響は好きなんですが。ヴァイグレとも相性良さそうだし◎

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