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コロナ禍を経て再会 アンスネス様 [-クラシック編]

10月23日@オペラシティ

シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D784
ドヴォルザーク:《詩的な音画》 op.85 より
I. 夜の道 II. たわむれ IX. セレナード X. バッカナール XIII. スヴァター・ホラにて 

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13 《悲愴》
ブラームス:7つの幻想曲 op.116

ドヴォルザーク:《詩的な音画》op.85 より IV. 春の歌
ショパン:マズルカ op.33-2
ショパン:マズルカ op.17-4

以前は私に愛を語られているかと勘違いするほどだったけど
良質な空間を共有する関係性に変わっての再会。

本編終了して思ったのは、前半も後半も
1曲目は登場人物が語りたいことを語っていて
2曲目は客観的に風景や空間や物事を描写している印象を受けた。
で、そのバランスが良かったかな、と。
ザックリいうと緊張と緩和。

詩的な音画は、録音よりも随分ダイナミックだった。
アンスネス様というと透明感があって精緻のイメージが強いけど
意外とアグレッシブ (というか独自の解釈が多い) で
それは前からそうなんだけど、
自分の中で腹落ちしたものを聞かせてくれるところが一番好きなポイントかな。
そして悲愴が絶品でした。テレビが入っていなかったのが残念。
もちろん私はアンスネス様のシューベルトはいつもとても好き。
ベートーヴェンからのブラームスは、最初の2曲ぐらいは
どちらかというと音の少ない曲の方がよさが際立つよなぁとか思っていたけど
私的なものに対して客観的なものかと思うと妙に納得した。

アンコールは詩的な音画から、に続いてショパン マズルカ。
ドヴォルザークを引き継いでいて、通常より民族色強めだった?
最後は最初と同じイ短調で、しとやかに締めくくり。
また何年後かにお会いしましょう。

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