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プレトニョフ@オペラシティ 2023 [-クラシック編]

スクリャービン:24の前奏曲 op.11
ショパン:24の前奏曲 op.28

ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 op.45
ショパン:夜想曲 変ホ長調 op.9-2

前回は3年半前でした。
印象はほぼ同じでした。
ということで、そんなに書くこともないんですが、
達観したじいさんが気ままに弾く音楽を純粋に楽しんだ。
スクリャービンは、達観しすぎて死期が近そうで
かなり好みだった。
よいね。また聴きたい。
気張らず日常にある感じがよいね。

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読響×ヴァイグレ 5 [-クラシック編]

2月19日@東京芸術劇場

指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
チェロ=上野通明

ロルツィング:歌劇「密猟者」序曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番「ジーグ」

シューマン:交響曲第3番 ホ長調 作品97「ライン」

コロナ禍以降、ヴァイグレの演奏会ぐらいしか
行こうってやる気が出なくて、あまりたくさん聴いていないけど
今日もまた 1 音鳴った瞬間に「来てよかった」と。
いつも適度な重量があり、自然でいて品ある気高い演奏。
素晴らしい幕開け。
それにしても読響覚醒した?コンマス林さんがよいのか?

私は基本的に協奏曲が好きではないし、チェロもそんなに聴かないんだけど
上野さんのチェロは素晴らしかったし、読響も素晴らしかった。
読響は伴奏者ではなかった。共演者かな。
そしてそこにスッと乗っかるチェロ。
流れに乗って自然に。気負いなく、それでいて自由に!!
等身大の若者で好印象。こんな演奏家そうそういないのではないか。
たぶん作為的なものが一切なくて自分自身だから
普通 (自然) なのに誰とも違って、誰よりも伝わってくるのかな。
ちょうどオリンピックやってたらか、メダリストの物語を見ているようだった。
そんなことを考えていたら、最終楽章の後半
静かになるところで (これはコーダですか?何しろ初めて聴いたので。笑)
涙が出そうになってきた。人生が詰まった瞬間に触れた気がした。
上野さんも素晴らしいけど、ドヴォルザーク先生も凄い作曲家だ。

こんなに自由に弾く人 (ましてや日本人) 珍しいなと思っていたら
幼少期スペイン語圏の人なのね。妙に納得。
バッハも自由に自然に楽しそうに弾いていた。ブラボー。
私はもう前半で帰ってもいいかと思ったほど。

というわけで、後半はメダル セレモニー見ている気分で
頭の中は上野さんでいっぱい。
あまり集中できなかったけど、まあメダル セレモニーってそんなもんでしょ。笑
演奏はいつものヴァイグレで心地よい時間でした。

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読響×ヴァイグレ 3・4 [-クラシック編]

6月20日@東京芸術劇場
指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ=反田恭平

ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
シューマン/リスト:献呈

チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64

この日は舞台上に登場人物はいなかった。
タンホイザーでもあまり人影は感じられなかったかな。
そして、遅めで重めで上滑りしないタンホイザー。
なんじゃこれ。もう一度聴きたい。

反田さんは、まだ若いから何とも言えない感じかな。
シューマンというよりロシア的な感じだったけど。
アンスネス様の印象が強烈なので、ちょっと分が悪い、というのもある。

チャイコフスキーは何だか途中から (私が) 集中できなくて
悪くはないけど何かちょっと求めてるのとは違うかな、という感じ。
前回の感想の通り、ちょっと疲れて来ちゃったのかも。
そんな感じで、まあまあ楽しめた一日だった。

6月29日@サントリーホール

グルック(ワーグナー編):歌劇「オーリードのイフィジェニー」序曲
フランツ・シュミット:歌劇「ノートル・ダム」から間奏曲と謝肉祭の音楽

フランツ・シュミット:交響曲第4番

この日はちょっと嫌なことがあって
行っても楽しめないだろうから4,000円を捨ててもいいか
と思いつつ、それも悔しいし、シュミット聴きたいから来てみた。
1音目を聴いた瞬間、幸せな気分になって嬉しくなった。
初めて聴く曲なので全然覚えていないけど
これが来年の会員特典 CD になるんだったら会員になってもいいな、と思った。
舞台上にたくさんマイク立っていたので候補にはなっているんじゃないかと。
そして舞台上はやはりオペラだった。登場人物5人ぐらいで。

2曲目。あれ?フランスっぽい音。フランツ・シュミットじゃなかったっけ?
と思って後で確認したら、ノートル・ダム。なるほど。
これも初めて聴く曲。
1曲目も2曲目も指揮は高め。途中、凄い煽って歌わせていて新鮮。こういうのもあるのか。
読響は密度濃いけど暑苦しくなくて素晴らしい。もう一度聴きたい。
1曲目の方が印象は強かったな。

後半も初めて聴く曲。つまりこの日は全部。
解説読んで、娘へのレクイエムなんだ、と思って聴くと何とも。苦しい。
感情はいろいろ動くけど、核にあるのは「無」という感じ。
素晴らしい演奏だったので、また聴きたいけど、こういうのは実演じゃないとイマイチかな。
特典 CD だと伝わらなさそう。(貰う気満々。笑)

この日は Cl の藤井さんと Vn の男性の退職セレモニーがあった。
恐らくコアな聴衆が多い中で、いい演奏の後で、とてもよい雰囲気で
来てよかった。本当に。スクロヴァ最後の日以来の読響への感謝を感じた日だった。

しかし、シュミットも前回のチャイコフスキーも、
金管のソロは大丈夫かな、と心配になって曲に集中できない場面があった。
それはちょっと残念。
これがドイツ辺りのオケだったらな、と思ってしまう。申し訳ないけど。
毎回こんなこと書くのもなぁとも思うけど、いや、プロだしなぁとも思う。
まあ、それを差し引いても読響は好きなんですが。ヴァイグレとも相性良さそうだし◎

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読響×ヴァイグレ 2 [-クラシック編]

6月15日@サントリーホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン:アラベラ・美歩・シュタインバッハー

ヴェルディ:オペラ『運命の力』序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op. 64

ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op. 68

ヴェルディもブラームスもよく聴いてきたけど、どちらもかなり良い。
ヴァイグレの音楽には常に人が登場してストーリーがある。
伴奏としての劇音楽ではなく、劇そのものを音楽だけで見せる感じ。
何で指揮だけでそんなことができるのかなーとずっと考えていた。不思議。

曲のせいもあるかもしれないけど、どちらかというと「暗」が主で指揮の位置も低め。
空気に層があって低い位置から上にはいけないから
低層内で飽和状態で充実の音楽!て感じ。
ピリッとした緊張感ではなく、破裂寸前でこの先何かが起こるぞ感タイプ。

ブラームスは登場人物も多くて
基本的にざわざわしていて新鮮な感覚。
引き算ではなく足し算。
ちなみに、私の中では
家庭内ドロドロ → 家政婦現る → 不倫 → 殺人
→ いろいろあって最終的には善人がハッピーエンド
みたいな話だった。
もろ下世話なオペラ (笑)
というわけで、面白かったけど
ずっとだとちょっと疲れるかも、とも思った。
オペラも2幕ぐらいで疲れてくるし。

前回も似たようなこと感じたんだけど
そう考えるとハルトマンをこのコンビで聴けたのは
この先も含めてベストだったんじゃないかな、と思ったりもした。
今月はあと2回聴きに行くので、同じような感想になるのか違うのか楽しみ。

ちなみに、メンデルスゾーンは爆睡しました。。

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2021読響初め [-クラシック編]

@サントリーホール
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
ヴァイオリン:成田達輝

R.シュトラウス:交響詩「マクベス」作品23
ハルトマン:葬送協奏曲

ヒンデミット:交響曲「画家マティス」

社会情勢というより、何となく暫くコンサートから離れていた。
久し振りに聴いた読響は「久し振りだから」ではなく
きっと普通に、ベスト何とかに入る演奏会だった。

一度テレビで見て気になっていたヴァイグレは
オーソドックスだけど、すべてが絶妙で
曲が終わった後に、いい演奏聴いたなぁ、というタイプ。
情景を描くのが上手くて、マクベスさんもハルトマンさんも
最後の音が鳴り終わった後に
「その人の一生を全部見たー。」と、とても感動した。涙が出そうになったよ。
タイトルに込めた思いは、今年は読響×ヴァイグレ追っかけるぞー!です。

ハルトマンの協奏曲は、ソリストにとても合っていたのではないかと思う。
成田さんは初聴きだけど、ソリスト然としてオケを引っ張っていくタイプの曲よりも
今回のような曲の方が合っているような気がする。
オケは時代の情景を描き、ソリストはその中で生きる人だった。
活動写真。
感動した。
カメラがいくつか立っていたので、是非どこかで放映してほしい。
ただ、映像でどこまで伝わるか。

ヒンデミットもいい演奏だったけど、前半が素晴らしすぎたため
後味薄い感があって、そこは少し残念だった。

ダンナちゃんを連れて行ったんだけど、面白いコメントをしていた。
バルトークのヴァイオリン・ソナタでショートしていたので
今回のプログラムどうかな、、と心配していたけど
前半 2 曲は、文系だから大丈夫、と。
確かにバルトークは理系かもしれない。
ヒンデミットも理系かな、と思って聴いていたけど、美術かな。
そういう曲だったというのもあるかもしれないけど。
そうやって聴いたことなかったので、なかなか面白い発見だった。

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